可変パッド
スラブ軌道の施工において各部材制作誤差、施工誤差を補正し、所定の精度に軌道を仕上げると同時にレールを均等に支持し得るようにするため、レール結合部には、任意の厚さに現場で形成するようにしたレール調整パッキンを使用します。
可変パッド工法は、このために開発されたものであり、あらかじめ挿入された袋に樹脂を注入することにより任意の厚さに調整することを可能にしたものです。
また、材質を変えることにより注入された樹脂が、袋から適度に滲み出し微弱な接着力を得ることができます。(滲み出しタイプ)
■特徴
任意の隙間をピッタリ充填
硬化時間を自由に設定
オールシーズン使用可能
・特許第3567161号「付着力調整可能型高低調整パッキン」
・実用新案第2528965号「レール高低調節パッキン」(鉄道総合技術研究所と共同出願)
・実用新案第2528965号「レール高低調節パッキン」(鉄道総合技術研究所と共同出願)
■可変パッド樹脂注入工程
可変パッド | 密閉型 (フィルム) |
ポリモルタル PV-401シリーズ ポリモルタル PV-403M |
可変パッド注入樹脂 |
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接着型 (フィルム・不織布) |
ポリモルタル PV-601TN |
接着型可変パッド注入樹脂(橋マクラギ) 夏・冬タイプ有 |
ポリモルタル PV-801シリーズ | 密閉型・接着型可変パッド注入樹脂(高強度) |
ロングチューブ・突起袋 | |
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不織布 | ポリウレタン樹脂 CUSシリーズ |
可変パッドの使用区分と適用樹脂 | |
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PV-801TM | 1.可動区分(EJ端より150m) 2.その他特に必要とする区間 |
PV-801M | 1.EJ(継目部分) 2.分岐器 3.定尺レール区間 4.その他特に必要とする区間(鋼直結軌道区間) |
PV-401 PV-403M |
1.上記以外の区分 2.その他特に必要とする区間 |
PV-601TN PV-801TM |
橋マクラギ用 |